当社が開発した光照射デバイス、光照射システムの基盤技術に関する特許出願について、日本における特許査定を受領しましたのでお知らせいたします。
【発明の名称】 光照射デバイスおよび光照射システム
【特許出願番号】特願 2023-535883
【出願人】 イルミメディカル株式会社
【特許査定受領日】 2023 年 8 月 8 日
本特許出願は、当社が開発する「血管内から血管外組織への光照射」の他、「内視鏡の鉗子口経由でのピンポイント光照射」等、これまで実現できなかった、 <非侵襲的な体内深部組織への患部選択的な光照射の実現> を可能とする基本技術となるものです。
今回の特許査定は、当社で初めての特許となり、今後の事業戦略上、重要な一歩になると考えております。
当社では本光照射技術を、がん領域においては光を利用した治療技術である NIR-PIT(近赤外光線免疫療法)※、 PDT(光線力学療法)※ への応用を進めます。加えて、アルツハイマー等の神経系疾患、再生医療分野 等への活用も目指します。
なお、本特許出願は、特許庁の「スーパー早期審査制度」※ を活用することで、迅速な権利化の実現ができました。
当社では、既に本出願の PCT 出願(国際出願)への移行も行っております。今後は当社事業のグローバル展開を見据え、本出願の海外での権利化も目指します。
(用語説明)
NIR-PIT: 近赤外光線免疫療法。「光」と「光を吸収する薬剤」を組み合わせることで、これまでにないメカニズムでがん治療を可能とする画期的ながん治療法。2011 年に米国立がん研究センター(NCI/NIH)の小林久隆 博士らにより報告された治療法。現在、日本において「切除不能な局所進行または局所再発頭頚部がん」を対象とした承認が取得され、患者様への治療が行われています。加えて、グローバルでの実用化を見据えた治験の他、その他がん種への応用を目指した治験が行われています。PDT: 光線力学療法。NIR-PIT 同様、「光」と「光吸収薬剤」を組み合わせた治療技術。
日本が世界に先駆けて実用化した治療法。薬剤が存在する場所に光を当てることで、活性酸素が発生し、腫瘍細胞を破壊する治療法。肺がん、食道がん、脳腫瘍など、複数のがんに対する治療として承認、実用化されている。
スーパー早期審査制度:特許庁が平成 20 年 10 月から試行を行っている制度。対象となる出願となるには一定の要件が求められる。一方で、出願から審査結果を受領するまでの期間を短くできることで、早期権利化を実現できる制度。
引用: 特許庁ホームページ「スーパー早期審査について」
https://www.jpo.go.jp/system/patent/shinsa/soki/super_souki.html
以上